出産・育児でもらえる給付金の総額目安
- 出産育児一時金:50万円(産科医療補償制度加入病院)
- 児童手当:月15,000円(0〜2歳)、月10,000円(3歳〜小学生)など
- 育児休業給付金:休業前賃金の最大80%(最大180日)
- 子ども医療費助成:自治体により無料〜一部負担
赤ちゃんが生まれると、申請できる給付金・補助金が一気に増えます。申請しないともらえない制度がほとんどなので、この記事のチェックリストを参考に、漏れなく手続きしましょう。
出産前後すぐに申請すること
出産育児一時金(50万円)
健康保険・国民健康保険から支給される最も基本的な出産給付金です。
支給額:50万円(産科医療補償制度に加入していない病院での出産は48.8万円)
対象:健康保険・国民健康保険に加入している方
申請先:加入している健康保険(会社の健保・国保)
支払い方法:直接支払制度(病院が代わりに受け取り、差額のみ自己負担)が一般的。差額がある場合は別途申請で還付。
出産手当金(健康保険のみ)
対象:会社員・公務員で健康保険に加入している方(国民健康保険は対象外)
支給額:休業1日あたり「標準報酬日額×2/3」
支給期間:出産日以前42日〜出産後56日(合計98日)
申請先:勤務先を通じて健康保険組合・協会けんぽへ
出生届後、早めに手続きすること
子ども医療費助成(自治体)
子どもの医療費を無料または一部助成する制度です。自治体によって対象年齢・助成内容が大きく異なります。
東京都の場合:中学3年生まで入院・外来ともに医療費無料(所得制限なし)
大阪府の場合:18歳まで医療費無料(一部市町村)
地方の場合:18歳・22歳まで対象を拡大している自治体も増加中
→ お住まいの市区町村の担当窓口で確認・申請してください。
児童手当
支給額(月額):
・0〜2歳:15,000円
・3歳〜小学生:第1子・第2子10,000円、第3子以降30,000円(2025年10月〜拡充)
・中学生:10,000円
・高校生:10,000円(2024年12月〜)
申請期限:出生から15日以内(月をまたぐと遡及されない場合あり)
申請先:市区町村の子育て支援窓口
児童手当は申請しないともらえません。出生届の提出時に一緒に申請するのが最も効率的です。遅れると遡及されないケースがあるので注意。
育休中に申請すること
育児休業給付金(雇用保険)
対象:育児休業を取得した雇用保険加入者(正社員・一部の契約社員・パート等)
支給額:
・育休開始から180日間:休業前賃金の67%
・181日目以降:休業前賃金の50%
支給期間:子どもが原則1歳(保育所に入れない場合は最長2歳)になるまで
申請先:勤務先を通じてハローワーク(会社が手続きするケースが多い)
出生時育児休業給付金(産後パパ育休)【父親向け】
2022年10月から新設。子どもの出生後8週間以内に4週間まで取得できる「産後パパ育休」期間中、休業前賃金の67%が支給されます。
社会保険料の免除
育児休業中は、健康保険・厚生年金の保険料が免除されます(本人・会社負担とも)。免除中も年金の受給額には影響しない制度設計です。
月末に育休中であれば、その月は全額免除の対象になります。
保育園・幼稚園に入ったら
幼児教育・保育の無償化
対象:3〜5歳のすべての子ども、住民税非課税世帯の0〜2歳児
内容:認可保育所・幼稚園・認定こども園の保育料が無償(副食費・制服代等は別途)
手続き:入園手続き時に市区町村経由で自動的に適用されるケースが多い
保育料の補助(多子世帯・低所得世帯)
自治体によっては、第2子以降の保育料無償化や、所得に応じた追加補助を実施しています。入園時に市区町村窓口に確認してください。
その他:自治体独自の出産・子育て給付金
確認しておきたい自治体独自給付金の例
・出産お祝い金(市区町村によっては数万円〜数十万円)
・多子世帯への追加給付金
・産後ケア事業(助産師訪問・産後ケア施設利用補助)
・ファミリーサポートセンター利用補助
・子育て世帯への家賃補助
これらは自治体によって大きく異なります。「○○市 出産 給付金」「○○市 子育て支援」で検索するか、市区町村の子育て支援窓口・子育て世代包括支援センターに問い合わせてください。
チェックリスト:出産から0歳までの手続き
- □ 出産育児一時金の申請(健康保険)
- □ 出産手当金の申請(会社員・健保加入の方)
- □ 子ども医療費助成の申請(市区町村)
- □ 児童手当の申請(出生後15日以内に!)
- □ 育児休業給付金の申請(育休取得者)
- □ 産後パパ育休給付金(父親が育休取得する場合)
- □ 社会保険料免除の確認(会社が手続き)
- □ 自治体独自の出産給付金・お祝い金の確認
手続きに不安がある方は、お住まいの市区町村の子育て支援窓口や、マイナポータルの「ぴったりサービス」を活用してください。一括申請ができる自治体も増えています。